1日を終わらせられない

ここ一年ほど、寝れないことが悩み事です。

寝れないと言っても

原因は人それぞれだと思いますが、

私は「1日を終わらせられない」ことが

原因だと思っています。

1日を終わらせられないって、

時間が経てば次の日なんて来るし、

12時過ぎたらもう次の日じゃん！

と思われるかもしれません。

確かにそのまま起き続ければ、

次の日は来るのですが、

"寝ることで1日を換算しリセットしている"

という感覚が私の中にあります。

なので、私にとって

寝れない＝1日を終わらせられない

なんですよね。

私の1日はほとんど家から出ず、ネットしながら絵を描いたりしてる日々。

通話なんかもしたりしますが、顔を合わせて人と話すことはそう毎日ありません。

そうすると、1日の濃度がとてつもなく薄いまま夜を迎えてしまうんです！

今日は何をやったんだろう

もっと何かしたい

そんな曖昧な焦燥感に襲われて、

1日を終わらせることに抵抗感が生まれ、

ネットでこんな記事なんか書いてみたりするわけです…。

深夜、ほとんどテレビは放送停止の中、

なんとなく寂しくなって

NHKなんかをつけたりすると、

世界の生活の風景なんかをゆったりとした音楽とともに流していたりするんです。

今日はどこかの国の人が、

畑作業をして、

みんなでご飯食べて、

神様に祈って…

そんなような内容でした。

彼らは、生活水準で言ったら

正直私よりは低いと思います。

でも、心の豊かさは私よりも

ずっと、高いと思いました。

たくさんの人とコミュニケーションを取り、

生活に対して真摯に向き合い笑い合う姿に、

何故かふと涙が出ました。

私はたくさんのものを持ってるのに、

この人達の方がよっぽどいい生活をしている。

そう感じてしまったのです。

価値観は人それぞれですし、

あくまで個人的な感想でしたが、

私の心に大きな衝撃が走りました。

人とコミュニケーションを取り、

毎日昼間に外に出て活動することの重要さ。

そんな当たり前のことに、

こんな離れた人の生活を見て気づきました。

ネットばかりしていては心が乏しくなる。

そんな言葉を昔聞いた気がしましたが、

ネットの世界が大好きだった私は理解できませんでした。

でも、寝れない今、

それは正しかったかもしれない、

そう思いました。

もし、同じ状況で

1日を終わらせることに抵抗を感じている人がいたら、

明日から人と話す環境と、日中に外に出て活動してみましょう。

少しは気持ちが楽になるかもしれません。